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月別アーカイブ: 4月 2008

gihyo.jpの記事、「疾走するネットダイナミズム第一回 群集の叡智 ー 集合痴にならないために」にインタビューをしていただきました。ちょっと写真がどうなんだろう、と、社内関係者ではもっぱらのネタですが(汗。

その記事で言及されていたとおり、2008年5月21日に、昨、2007年11月1日に開催した「群衆の叡智サミット2007」の続編を東京、丸ビルホールで開催することになりました。CNET Japan, RBB TODAY, Markezine, gihyo.jpなどで早速報道していただいています。

群衆の叡智サミット WOCS 2008 Spring
http://techstyle.jp/wocs/2008spring/

前回はmixiのコミュニティでのやりとりに始まり、当日はライブアンケートシステムを使い、フィードバックはブログでの反応を集めたりしました。

今回は、より近くコミュニケーションを取れるように、facebook、twitterで事前・事後のコミュニケーションに拡げてみることにしました。(WOCS2008springページのCATCH UP WOCS!というコーナーをご参照)よしおかさんのご提案で、当日は、Ustream.tvでリアルタイム映像配信ができるかもしれません。品質、帯域共に不明なことも多いですのですけども。IRCのようなライブチャット機能があるので、うまくいくといいなあと思っています。

まあ、そんなことよりですね。

上記の「疾走する・・・」のインタビューで話したことの中で、記事で記載されなかったことがあります。

それは、私が「群衆の叡智」というコンセプトを特別に魅力に感じている理由。どうでもいいからネタとして落ちたのでしょうけど、自分のブログなので(自分が忘れないうちに)書きますね。

それは「人の多機能性」です。結果的に多様性、とも近いですけど、むしろ多機能性、です。

人は誰でも、多かれ少なかれ、何かの専門、得意分野、好きなことがありますよね。でも、そういう分野の知識だけで生きてるわけではない。「何かのものすごい専門」であることって、せいぜい数年の経験かもしれない。実際には、それ以外の、もっとたくさんで複雑な経験、意見、情報を取り扱って生きてきたはずで、つまりもっと言えば効果を引き起こせるポテンシャルを持っていて、はたまた自分でも全く想定外の効果を出してしまうことがあります。

情報の出し手と受け手で、そのタイミングがうまくあうと、たとえば調味料の中ぶたの「穴」を拡げ、たらこマヨネーズを発明し、見知らぬ家庭の問題を解決し、災害の被害を軽減し、話題を先行的にキャッチし、辞書ができあがり、ソフトウェアを改善し、エイプリルフール映像でペンギンが飛んでる姿に注目させたりするわけです。専門家が一生懸命やったわけではないのに、ひとりひとりの固有の、それぞれの自由な知見が、大きな変化をもたらす知恵として貢献するわけです。

専門家どうしの、オープン・イノベーションの原理よりも、参加機会が広いわけですから、もっと広い可能性を感じさせます。

これは、そもそも「人は(自分が思っているよりはるかに)多機能である」という前提があるからだと思うわけです。

他方、「集合愚」とか言われますけど、それは「群衆」の「集団化」に関する整理をすればわかりやすい。いったん集団になってしまうと、濃くなってしまい、利害関係の一致する部分では思考にまでコントロールが強くなる。そうすると、集団浅慮に陥ってしまう、というようなことを、ジャニスさんは言っていました。

でも、「わかってる」人同士で「仕事」が進むと、専門的に掘り下げるスピードが上がるという効果も見逃せない。でも、成果の妥当性は衆目にさらされることでブラッシュアップされる部分もある。まあ、いろんな評価指標があるわけです。

人の多機能性、たとえばそれぞれのアンテナがさまざまで、進歩のベクトルもいろいろで、それゆえに想定外のポテンシャルがあるんだということを感じると、うれしくなってきませんか。

たとえば、叡智を引き出すメカニズムって何?という部分。

やることそのものはシステム化、なんだけど、本質は、実に人間くさい部分にトライするということ。強く意見がある問題、あるいは答えがわかる質問を見ると、ついつい答えちゃう。仲間がいるとわかると、盛り上がっちゃう。寂しがり屋の一人好きもいる。拍手に弱く、ねたみにもろい。人が自分の中から「確からしい情報」を出す、あの瞬間は、脳の中で何が起きてるんだろう。それが大勢の中で起きると、何が起きるんだろう。

こういうのをメカニズム化するのは、いわゆるシステム、ITの話というよりは、人間を学ぶということですよね。いみじくも、先回のWOCSでは、「群衆の叡智は、thinkの集合というよりは、feelの集合という観点があるはずだ」と山崎晴可さんがおっしゃっていました。実は、事前のブレストで出た話だったんですけど、本番でのそのトークに大勢が納得。「いや、thinkの集合もあるはずだ」と山口さん。「マズローの5段階欲求」との関係図は、松隈さんのスライドにも、福岡さんのスライドにもありました。いいねえそういう議論。

で、今回も、リアルにどんな方法があるのか、いろんなところのエッジ観点をしゃべれる人が集まってくださいました。そっから見える景色はどう?

どんなコンセプト議論が飛び出すやら。とても楽しみです。

来場者のコメント参加システムもあります。ライブ討論会の温度が上がりますよ。ケイタイでオーディエンスの意見を集め、スクリーンで可視化。こちらは、受講手続きがすっかり完了した皆様には事務局からお知らせしているようです。チェックしておいていただければと思います。

# 連休突入ですけど、お申し込みはお早めに。(宣伝

群衆の叡智サミット WOCS 2008 Spring
http://techstyle.jp/wocs/2008spring/

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やんなきゃいけないタスクをキャッチアップすることに、いちいち時間を使うのはもったいない。

実は、M1をなりゆきで過ごしたツケを年度末にほうほうの体で消化し、やっとのことでM2に上がれたのですが、卒論を含むタフなM2の一年は、昨年よりも全体像を把握して組織的に物事をこなしつつ、学びの濃度を高めたいものです。

整理すべき対象は多次元的です。クラスごとに異なる受講パターン、論文提出、輪読会、週次タスク(realtime online case studyなど)、あと英語のトレーニングも・・・。これらの煩雑なスケジュール管理やタスク管理は粛々とオン・スケジュールでやりたい。でも、それぞれのタスクは難易度も様々だし関心も違うから、プライオリティもさくさくつけたい。

ツールとしては、ミルクの時間も忘れないというほどの簡単さが売りのRemember the milk、田口さんのところの目標管理ツールのchekpadは普段から使っているのですが、上記のように多次元性の高いもののタスクの立て方にはどうにもしっくり来ない。

学生の、かつMacユーザの皆さん、朗報です(w)。

Mac用のソフトで、Schoolhouse 2というツールを見つけました。これは以前からあるTask Listというソフト(これはバグだらけでとても悲しいツールでした)の後継のようです。(不完全ながらも、Task Listからのデータのimportにも対応しています)

Schoolhouse 2をLeopardで使う人には重要なTIPSがひとつ。このアプリケーションは、現状では「Rosettaを使って開く」という設定がMUSTです。Finderでこのアプリを表示→プレビューから「詳しい情報を表示」→「Rosettaを使って開く」のチェックボックスをONにしておくことです。(この情報はi use thisで見つけました) これで動作が安定し、一部存在した不可解なフリーズがなくなりました。

「人生勉強」と割り切れば、これは仕事の整理ツールにも使えるかもですよ。

・・・おっと、最近、ライフハックでは仕事にならない、と思ってるんだった・・・

この話はまた近いうちに。