アーカイブ

月別アーカイブ: 8月 2003

中国語、英語、韓国語などいろんな国からSPAMが毎日じゃんじゃん押し寄せます。これをいちいち消し、さらにフィルタを設定するのに、これまでトータルで何時間費やしてきたでしょうか。そんな数日前のこと、この記事を見て、POPFileを導入してみました。

このソフトは、POPのプロキシとしてPCに常駐し、POPでGETしてくるメールの中からSPAMを識別して、メールそのもののSubjectやX-ヘッダにその識別結果「バケツ名」を挿入してくれるというものです。SPAMなら、メーラのフィルタで「ゴミ箱」へ直行させればOK。認定ミスがあれば、WEBの管理画面でそれを教えることができます。また、プライオリティの高いメールを判別させる目的にも使えます。2日間ほどで、まるで浄水器をとりつけたような快適ぶり。ぜひお勧めしたいですね。

■ これが役に立つ人

・POPプロトコルでメールを取ってきている(複数アカウントOK)

・Windowsのメーラを使っている(Macでもいいみたい)

・SPAMが来る人。韓国、中国、英語圏からざくざく、もOK。

・kazaのようにSPAMを趣味で集めている人にも役立つ(笑

■ ウィルスチェッカーとの共存は?

全く問題なし。ウィルスチェッカーは110番ポートを監視していますから。

■ 複数アカウントあるのだが。

構いません。POPFileはPOPのプロキシとして働きますので、特定のアカウントの情報を設定する必要もありません。

■ セキュリティは大丈夫か?

デフォルトで、POPFileへのリモートからの接続を禁止していますので、これさえONにしなけりゃ大丈夫でしょう。

■ 精度は?

毎日上がっていますよ。最初は、SPAMはどれなのか教えていくわけで、情報が少ないうちはSPAMではないものをSPAMだと判断してしまうこともあるわけなんですが、その都度教えていけば、2日もあればすごい賢くなります。

■ 導入時のメーラーの変更点は?

仮にPOP Serverが「mail.example.ne.jp」、そしてIDが「foo」だったとすると、POP Serverは「127.0.0.1」に、そしてIDは「mail.example.ne.jp:foo」と変更します。それだけ。あとは、X-Text-Classificationヘッダを見て「spam」だったらゴミ箱へ振り分けるようフィルタ(自動ふりわけ)を仕込むなど自由自在。

■ 他のスパムフィルタとの違いは?

bogofilter, spamasassin などありますよ。弊社でもユーザがおり、楽しんでいます。でも、これはオンフライで完結すると言う点と、導入が簡単だということでしょうかね。あと、POP用ですからIMAPな人は使えません。

■ パッチなどの導入ページが英語でさあ…

という方にショートメモを書きます。参考までに私の設定も例として挙げます。

インストール


  1. POPFileのダウンロードページから「popfile-0.19.1-windows.zip」をダウンロードし、インストールします。
  2. POPFile 0.19.1 の日本語化(Windows)ページから「popfile_jpn.exe 」をダウンロードし、インストールします。
  3. 「Run POPFile in Background」で立ち上げます。
  4. タスクトレイに蛸のマークが出ますのでダブルクリックすると設定画面が出てきます。あるいは、http://127.0.0.1:8080/を開きます。
  5. Configurationタブのメニューで、Languageを「Nihongo」を選択します。これでメニューはすべて日本語になります。
  6. メーラの設定を変えます。これで、メールをチェックすると、POPFile経由でメールチェックするようになり、管理画面のほうの「履歴」にメールのフィルタ状況が見えます。これをもとに、学習させていくわけです。


ご参考:okdtの「設定/Configuration」


  • 「バケツ」メニューから、バケツはinboxとspamの二つだけにしました。スパムかそうでないかだけ判断されれば良いと思いました。
  • 「設定」ユーザインターフェースのskinは「tinydefault」。
  • 「設定」履歴は50にしました。ざっと見たほうが学習もさせやすいので。ちなみに「履歴」のページで振分けを学習させるとき、バケツごとのフィルタリングは便利ですよ。
  • 「設定」-電子メールへのテキスト挿入機能で、Subjectを変更されるのはうっとおしいのでオフにしました。
  • また、不要なのでX-POPFile-Link ヘッダーもオフにしました。
  • 「設定」TCPコネクションタイムアウトは、重いサーバがあるので180にしました。原因不明のno responceなどが出る場合はここを増やすと解決したので。
  • 「設定」ログ出力は動作が安定してからは「コンソール」にしました。
  • 「マグネット」今のところ出番はありません。これを使わなくても十分判別してくれているので。


cf.POPFileのインストール/POPFile 0.19.1 の日本語化(Windows)ページ

メールチェックしてSPAMが判別されるたびに、しばらく管理画面に見入ってしまう自分がそこにいますよ。某嬢の言うところの「G」ホイホイを覗き込んでいる感覚ですかね。(w

お試しあれ。

(add your comments!!)

広告

あなたが、ホテルの宴会主任からある相談を持ちかけられるとします。そのホテルの営業部の新しい習慣として、毎朝700人の営業部朝食会の席で、大きなグラスで絞りたてのオレンジジュースで乾杯することになった。どうしよう?、と。ここで、あなたは 「できません」「他に方法はないんですか」「ごまかしてしまえ」などという答え以外の答えを出さなければなりません。どうすれば良いでしょうか。

非常に難しい問題の解決方法をあきらめさせる思考の中には、相手から得ていない、こちらが勝手に推測した情報を基盤としてしまっていることに気づくことがあります。上記の例だと、もし、早朝に大量のオレンジを絞らせることだって、一人1000ドル払うつもりで集めれば、集まらなくもないだろう、というようなアイデアは、まだ尋ねてもいないのに締め出されているのです。予断することなく、「No」ではなく「YES, But…」とディスカッションを進めていける必要があります。「できますよ。で、それにはこれだけかかります。」と答えをだすのです。

ジェラルド・M・ワインバーグによると、これを「オレンジジューステスト」といいます。

一例にすぎませんが、こういうケーススタディでコンサルタントとしての気質や考え方を教えてくれるのが「ジェラルド・M・ワインバーグ」、この人の著作です。実にたくさんの書籍が発行されているのですが、この人の本を読んで感じたことや発見したことを交換できるMLをつくってみました。よろしければ、この機会にどうぞ。

ワインバーグ読書会「ワインバーガーズ」ML

(add your comments!!)

p.s. ワインバーグさんからメッセージをもらいました!(2004/4)

p.s. yomoyomoさんの書評からリンクをいただいている模様です。(2004/8)

http://blogs.dion.ne.jp/yamdas/archives/33597.html より:

> 「よい手順を使ったからといって、何も見落とさないという保証はない」

>のところで考えるのを止め、 たかを括って後悔することが多いのだ。

ほんとそうですね。特に技術屋さんは、論理や根拠なく賛成できないときに、そういう言い方をする人が多いですね;-)

テレ朝で最近CMで予告編を流し始めたドラマ、「流転の王妃・最後の皇弟」。

このCMを見て、「あれ?」と。はて、なんか近所で見覚えがあるような。そこで、ちょっと調べると、「撮影はすでに進行中で、満州国の宮廷は、都内の空き地に150メートル四方のオープンセットで再現」とか「都内某所に旧満州の街並みを再現した150メートル四方のオープンセットを組んだ。」とか。ははーん、なるほど。旧満州の街並みだったのか。道理で大げさな張子セットだと思った。

ドラマは、映画「ラスト・エンペラー」でも扱われた時代で、清朝最後の皇帝「溥儀(ふぎ)」の弟、「溥傑(ふけつ)」と、その日本人妻「浩(ひろ)」夫婦が中心となるもので、原作は浩の自伝だそうだ。戦後とらわれの身になった溥傑と離れ離れになり、さらにはスパイ疑惑さえ向けられた浩の視点で激動の時代を描くもの。 この夫婦は、竹之内豊と常盤貴子が演じる。

日中でのあらゆるシーンの撮影などの規模から「10億円ドラマ」とも言われるそうな。フジテレビの開局45周年が「踊る2」なら、テレ朝の開局45周記念作はこうきましたか、という感じかな。プロデューサ中込卓也氏は「ラストエンペラーに負けないくらいスケールの大きな作品にしたい」と意気込んでいるそうな。

「テレ朝で超豪華ドラマ」

「竹野内、常盤がテレ朝45周年ドラマ出演」

であれば、このドラマの音楽にも注目したい。坂本龍一が担当した、映画「ラストエンペラー」の音楽は重厚で印象的だったが、同時にひとつのリフを自在にアレンジして多様なシーンにも見事にシンクロしていた。今回の担当は最近映画用の音楽にもずいぶん売り込み中の葉加瀬太郎。わかりやすいアサインだが、胡弓とバイオリンは似たところがあるとはいえ、本質的に異なっているものだ。かといってさすがにテレ朝の記念番組だから、YO-YO MA(ヨーヨーマ)は登場しないか。

クランクアップは8月末、放送は今秋だそうだ。期待するとしよう。

# Crewの皆さん、ロケセット、もうチェックしました?

# でも、さすがに見学するにも夜だと不審者扱いかも。ははは。

追記(11/30):

今か今かと思っていたら、2日間に分けて放送されました。放送の感想はこちら。

(add your comments!!)

okdtのWeekend 80’s #2:

さっそくさぼちゃっててすみません。今、江戸は毎週花火ラッシュの季節。先週は隅田川の花火をビルの谷間から、昨日は江戸川の花火を箱崎の「すみだ」から遠めに見ました。さて、話を戻し、今週の元気のでる80’sは、和名ホール&オーツことDaryl Hall & John OatesのPrivate Eyes。 これも80年代ロックヒットの初期、1981年の作品です。

どかっとした素直な音作りがなされており、エフェクトもそんなにかかっていないストレートな8ビートのロック。ですが、この曲を盛り上げるのに鍵を握っているエッセンスは、「ハンドクラップ(Hand Clap)」というSE(Sound Effect:効果音)です。擬音語で表現すると、「ぱんっ!」という感じ(そのまんま)。要は手拍子なんですがね。80年代はこのハンドクラップが流行り、TR-808のようなドラムマシン兼音源、シモンズなどのエレドラには必ず実装されていました。この音にコーラスやフランジャーをかけて「飛ばす」のが盛り上げのコツです。日本のフュージョンバンド、カシオペア(CASIOPEA)も、The Soundgraphyという曲でかっこよく使っていましたね。

この曲で使われている「ぱんっ」ってSEは、クリアなハンドクラップよりもっと重い音なんですが、ついついそのエフェクトにあわせて手をたたいてしまう。「ぱん!ぱ、ぱん!」てな感じで。オーディエンスとノリを共有できる目的のエフェクトとしては非常に効果的です。さて、このホール&オーツバンドは、お世辞にもビジュアル系バンドではありません。このバンド以降に売れた数々のバンドと大きく異なっています。応援ソング風の8ビートアレンジ、歌詞、そしてハーモニーの効いたボーカル、そういう「中身の勝負」で売れてきたバンドだと思います。(ビジュアルが好きな人ごめんなさい ^^;)

同名のアルバム「Private Eyes」は、この曲から始まり、「I can’t go for that」や「Man Eater」などベースのリフが特徴的な曲が収録されており、Hall & Oatesを満喫するには必須の一枚となりました。わたしは、確か村上くんという友人の家で聞いて、「かっこいー!」と思ったついでにダビングしてもらったような記憶があります。最近の彼らの来日ライブでも、この曲が出てくると最高に盛り上がります。てことは、同じように思った人が結構多いということですよね?

さあ、皆さんご一緒に!

Private eyes (ぱん!) watching you(ぱ、ぱん!) ♪

Hall & Oates – Private Eyes[試聴可能!:amazon.co.jp]

(add your comments!!)