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月別アーカイブ: 1月 2002

本日、箱根駅伝復路で大手町に帰ってくるというので昼過ぎにでかけた。アンカーの10区は横浜から東京へかけあがってくるわけで、かわいそうに町中の排気ガスの中、しかし沿道の大声援の中、大手町読売新聞本社前にゴールインするコースだ。わたしは有楽町駅からぼつぼつ歩いて位置決めをした関係で、ゴール前ではなく、日比谷通りから東京駅のほうに入っていくコーナー付近で観戦することにした。

実は私、昔は陸上のりょうちゃんだったのである。とはいえ、小、中学までなのだけれどね。マラソン大会や駅伝では結構ならしたもので、陸上部でもない割にそこそこ早かったのである。というのは親父さんがこれまたスポーツ好きで、それに連れられて走る習慣があったわけだ。中距離どまりではあったが、今でも走るのは好きで、こう、走る習慣がないと何が楽しいのか、一向にわかんないものだそうだが、わたしには理解できる。こう、自分との戦いなのであり、到達する苦労と根性の限界と、達成した喜びを心底感じるスポーツなのである。
そういうわけで毎年正月は恒例の箱根駅伝を親父と並んで見ていたものである。走者も、沿道で応援する人もわたしはTVでしか見たことがなかった。これが今年はなまですよ、なま。待つことおよそ20分(効率いいやん)。

道路は封鎖され、沿道の観衆もしばししーんとする。息を飲んで待っていると、遠くから読売新聞の旗が徐々に、徐々に盛り上がりながら振られてくるのがわかる。一位を決め込んで走ってくる選手が見える。二位の選手は追いつきそうもない距離の開きのあとかけこむ。三位の早稲田は気合い十分、いい感じに追いつきそうな距離で疾走している。こいつは速いな。おいつくんちゃうか。結局ゴール前であと20メートルまで追い込んだそうだ。この最後のスパートでそこまで行った早稲田のアンカーはかっこいい。しかし、ここまでくれば先頭でなくてもいいのだ。わたしにはシード校争いの3,4人の集団にも、最後を走っていた走者も、走者としてのプライドのようなものがある。すさまじい形相で走っているのだが、こいつに「あきらめろ」という観衆はだれもいない。

まさに1、2メートルそこそこの前を走っていくので息遣い、汗、けわしい表情、それでいて勝利を確信した足並みを感じられる。「がんばれー」「はしりぬけー」「いける!いける!」「はやい!」東京駅が見えていようが、まだここからゴールまで5キロくらいあるのだ。今が一番しんどいときだろう。しかしここでなげちゃだめなんだ。そして全員が沿道の大群衆からパワーをもらって走りぬいた。こう、わからないだろうが、わたしは結構熱いものがこみあげてくるのを感じたし、パワーをもらった気がした。レースが終わったころにゴール前の大手町読売新聞前まで行ったが、まだまださめやらぬ大群衆の笑顔や応援団の合奏に、走る人と応援する人の「気」のすさまじさを感じた。

なにげなく事務所で仕事をしていると、相棒のY氏がやってきた。昨日の末廣亭の話で盛り上がったり適当に時間がたち、日も暮れたころに「めしでもいきまひょか」と。そこで浅草に行ってみようということに。彼のベンツよろしくいかつーい二人になってしまうことを恐れながら(いえいえ、二人とも善良な市民ですよん)で、ちらほらと明かりのつく町へと吸い込まれるように走っていった。なんとなく、突き当たりが雷門だなというあたりで発見した「どぜう」屋さんにぐぐっと心ひかれつつもこらえつつ(つつだらけやな)、雷門の前に出たときである。

はっきりいってびっくりした。いきなり、いきなりである。めちゃくちゃ人がいるではないか。こう、たとえてみれば、…いや、微妙なたとえだと言われたんでやめておこう。とにかくいきなり大群衆が前に現れたのである。めちゃめちゃ盛り上がってるがな!浅草雷門、おそるべし。仲見世をとおりぬけ、横丁を数周し、釜飯、天ぷら、かつ、洋食、寿司、そしてなぜか吉野屋と(笑) 見ていくとこれまた非常に楽しいスポットとなったわけである。

これはまじすごかった。江戸の正月は浅草ですよ、浅草。大黒屋本店で天ぷらとか食べないとだめだね!かきたまじるのしょうがに体を火照らせたりね! そうこうながら、どぜう屋を尻目に帰還したのであるが、まさかまさかの盛り上がりに、大して誰も誘わないで二人で盛り上がったことをしばし申し訳なくおもったT社役員コンビであった。雷おこし入り福袋はオフィスにおいてあるからねん。

新宿東口の末廣亭という寄席に行ってきた。(WEBサイトがあったのには驚いた!) 実は東京に出張ベースできていたころから一度行きたかったところで、わたしに言わせれば相当ハイレベルなアミューズメントスポットであり、あたりはずれの多い映画などに行くよりよっぽど実りがあるってもんだ。噺家(はなしか)という言葉通り、プロはやはり違う。すごいプレゼンテーション力だ。続々現れる有名無名の落語家の登場に、この世界のプレゼンテイター人口の充実をねたましく思ったほどだ。

トリは「春風亭柳昇」。この人には祖母のおもかげがあるような気がする(笑 大変すばらしいステージでござった。末廣亭友の会に入ってしまった。わたしと一緒に行くと安くで入れるよん B)

そこを出てリパークとの間にあったラーメン屋に入った。「航海屋」というところで、こう、ちぢれ麺/しょうゆスープという系統だ。なんでもここのチャーシューは大トロ、中トロなどとあり、デフォルトは中トロで赤身と脂身がほどよい構成となっているらしい。とりあえず、食券はなんでもかんでも入っている1000円のセットのものを買い、大トロ指定してみた。餃子もなかなかうまい。落ち着いて店内を見回すと、結構メディアに出ているようだ。また来ようっと。

てことで、新年早々、okdt2002バージョンは落語と東京ラーメンで。(え?なにが変わったんだってか?XD )