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今朝5時過ぎに時事通信からの速報が、「米国を代表する歌手の一人、レイ・チャールズ氏が死去」とのメッセージを配信してきた。(少し詳しく書いているワシントンポスト誌にリンクしておく)肝臓を患っていたとのこと、73才だそうだ。肝臓か … さもありなん、という感じか。

レイについては音楽的な「偉人」。次の新曲を期待している、とかそういうミュージシャンではないから、音楽界が何か大きなものを失ったかといわれると、そうではないように思う。彼の作品 ? プライベートでは2回の離婚、12人の子供がいるそうだが ? 彼の音楽から影響を受けた、R&B、SoulミュージックのDNAを引き継いだミュージシャンは増えることはあっても減ることはないだろう。

いや、「Ray Charlesが聞けなくなる」というのがあるとすれば、彼の死去以外の要因だろうね。最たるものは輸入CDの規制だとか、、、。

万人のスピリットに訴えかけてくる彼の歌の価値は、童謡とか唱歌の類、あるいは「みんなの歌」の世界に入ってくるものではないかな。Rayが自分の歌をこれからどうしたかったかは私には知る由もないが、先人が受け継いでもらいたい何かを残す気持ちに国境はないだろうよ。なんにせよ、人が作ったすばらしいものを賞賛する機会を制限するのは、価値の認識不足か、あるいはある種のひがみにしか見えない。

私はレイ・チャールズに「影響を受けました」というほど詳しくないが、このニュースを聞いて、Ray版のSomething’s wrongを聴いたり、Blues Brothersに出演していた元気なRay Charlesを見たくなったり。大したことは思いつかないにしても、何かを成し遂げる、何かを残す、何かを発見するということについて少し考えることにしよう。

先週なにげなく注文したFourplayのアルバムをiTunesにさくっとインポートし終わった頃に、衝撃的なニュースが飛び込んできた。六本木交差点からドンキホーテの方向に歩いていったところ先にある老舗のライブハウス、六本木ピットインが、ビルのオーナー会社の経営破たんがきっかけで、閉店するんだそうな。通い詰めたことこそないが、その影響を色濃く受けてきた私としては、なんともショック。

「カシオペアやスクエアなど数多くの人気グループを輩出。坂本龍一さんらによるYMO結成の舞台ともなった」と、日経の記事。どのグループも、とてもとても影響を受けた。このライブハウスがなくなったからどう、ということではないんだが、日本のミュージシャンの品質向上に貢献してきたこれらのグループの出発地点は重要文化財とは認めたいくらいだ。例えば、レコード会社なりがそういう「文化財」の保護団体になったりしないかな。

そういえば、数年前に福岡BLUENOTEが閉店した後、オーナーが変わって復活したよね。ニューヨークのアポロシアターやボトムラインが閉店するというと、ニューヨーカーたちはどうするだろう?日本でのフュージョンブームは見る影もなく、むしろスイートベイジルやBLUENOTEのような少しハイクラスなJazz用の箱に入ったオツな宝物になってしまっているのだが、、、。

それにしてもなんとかならないものなんだろうか。

とりあえず、7月末までに足を運んでみよう。

皆様ご存知百式より。

このサイトには、オフィスにおいてデスクで仕事をしている人の後ろで、気づかれないように踊りまくる映像を掲載している。気づかれまい(STEALTH)として、気づかれちゃったのも入っていて、めちゃくちゃ面白い。70年代のディスコブーム世代ならではのジョークだね。「THE 70’s ARE RIGHT BEHIND YOU」なんて書いてあるもの。できる限りド派手に踊るのが面白いね。真夜中に某原稿の執筆の合間に、脱力しつつ爆笑した。

コンテンツはQuickTime用のmovファイルなので、全映像はダウンロードしなきゃいけないわけで、ストリーム映像でもなんでもないんだけど。やっぱ、映像って画質とか速度よりコンテンツなんだなあ。見たくないコンテンツは1バイトでも「重い」し、見たいコンテンツは500Mでも「軽い」わけですね(もっとも、このサイトに500Mのコンテンツはありません)。 なお、会社で速く見られたあなた、きっとそれは他の社員が見たあとのプロキシーのおかげかもですよ。;-)

このサイトは人をダンサーにする力があるようだ。嫁に見せたら、早速わたしの後ろでSTEALTH DANCEを踊られてしまった。(^^; そういえば、最近、フィットネスのHIPHOPレッスンにも行ってない。フラストレーションというのはため過ぎると良くない。どかっと発散させなきゃリセットできなくなる。まめに小躍りするとするか。はい、そこ!見かけたら、一緒に踊ること!

# それにしても田口さんってば、どうやってこんなサイト見つけるんだろう。それに毎日続けて、偉いなあ。

# 毎週なにか行うってなかなか続かないけど、毎日だったらいいのかな。

# ワインバーグの法則も、毎日何かひとつ書くとするかな。きゃー!タイヘンそう。やっぱ持ち回りかな。

http://www.stealthdisco.com/

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okdtのWeekend 80’s #2:

さっそくさぼちゃっててすみません。今、江戸は毎週花火ラッシュの季節。先週は隅田川の花火をビルの谷間から、昨日は江戸川の花火を箱崎の「すみだ」から遠めに見ました。さて、話を戻し、今週の元気のでる80’sは、和名ホール&オーツことDaryl Hall & John OatesのPrivate Eyes。 これも80年代ロックヒットの初期、1981年の作品です。

どかっとした素直な音作りがなされており、エフェクトもそんなにかかっていないストレートな8ビートのロック。ですが、この曲を盛り上げるのに鍵を握っているエッセンスは、「ハンドクラップ(Hand Clap)」というSE(Sound Effect:効果音)です。擬音語で表現すると、「ぱんっ!」という感じ(そのまんま)。要は手拍子なんですがね。80年代はこのハンドクラップが流行り、TR-808のようなドラムマシン兼音源、シモンズなどのエレドラには必ず実装されていました。この音にコーラスやフランジャーをかけて「飛ばす」のが盛り上げのコツです。日本のフュージョンバンド、カシオペア(CASIOPEA)も、The Soundgraphyという曲でかっこよく使っていましたね。

この曲で使われている「ぱんっ」ってSEは、クリアなハンドクラップよりもっと重い音なんですが、ついついそのエフェクトにあわせて手をたたいてしまう。「ぱん!ぱ、ぱん!」てな感じで。オーディエンスとノリを共有できる目的のエフェクトとしては非常に効果的です。さて、このホール&オーツバンドは、お世辞にもビジュアル系バンドではありません。このバンド以降に売れた数々のバンドと大きく異なっています。応援ソング風の8ビートアレンジ、歌詞、そしてハーモニーの効いたボーカル、そういう「中身の勝負」で売れてきたバンドだと思います。(ビジュアルが好きな人ごめんなさい ^^;)

同名のアルバム「Private Eyes」は、この曲から始まり、「I can’t go for that」や「Man Eater」などベースのリフが特徴的な曲が収録されており、Hall & Oatesを満喫するには必須の一枚となりました。わたしは、確か村上くんという友人の家で聞いて、「かっこいー!」と思ったついでにダビングしてもらったような記憶があります。最近の彼らの来日ライブでも、この曲が出てくると最高に盛り上がります。てことは、同じように思った人が結構多いということですよね?

さあ、皆さんご一緒に!

Private eyes (ぱん!) watching you(ぱ、ぱん!) ♪

Hall & Oates – Private Eyes[試聴可能!:amazon.co.jp]

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Jazz大御所3人組のケニー・バロン[Kenny Barron](p), ロン・カーター[Ron Carter] (b), ビリー・コブハム[Billy Cobham] (ds)から成るトリオ。2001年に、デンマークとノルウェーでライブを演ったのがレコーディングされたCDは、輸入版(In & Out Records:IOR77045-2)としてしか手に入らない模様。この7月に日本全国を行脚してそれぞれにステキな夜を演出してまわった。

このトリオは、パワードラムで知られたコブハムのプロデュースとなっているが、思いのほか調和のとれたアレンジとなっている。3人とも大型体型の黒人なのだが、時に力強く、それでいて繊細な音を奏でる。ケニー・バロンの軽やかなピアノは、強いフットワークで知られるビリー・コブハムが小気味良く決めてくるドラムに、ロン・カーターのプッシュ感のあるベースの上で踊っている。選曲は、スタンダードのヒットチャートのような有名曲ばかりで、それぞれ見事なアレンジの中でのソロ回しも気持ちよく聴ける。

ただ、このメンバーでなら、もっとやれるはず、もっと熱い演奏を聴きたかった、という声もある。それはそれで的を得ているように思う。各々のメンバーのソロアルバムを聴いたあとにこれを聴くと、なんかまるっと優等生な演奏をしているなあ、と。でも、実際のライブはそれなりに茶目っ気のあるものだったよ。

要するに、Jazzなんだもの。演奏するほうも聴くほうも、お好きなようにということで、ね。

okdtのWeekend 80’s #1:

その昔、「オーケストラヒット」というSEが流行った時代があった。擬音語で表現しにくいが、無理に表現すると「だっ!」「ひゃ!」という感じかしら。本来のオーケストラでの、指揮者のタクトをだん!と振り下ろしたときの、「全員で一撃(ヒット)」という音。それをシンセサイザーなり、サンプラーで再現する場合には、厚みを増すために、ストリングスだけのヒットに加えて、打楽器やブラスも混ぜちゃったり。

YESというバンドは、この曲で骨太のロックギター、リズム隊とファルセット気味のボーカルの始まる直前に、この「オーケストラヒット」を使っている。「ひゃ!」という一発で全体が引き締まる、効果的かつ大胆なアレンジだ。他にもSEをいくつか使っているのだが、わたしに言わせれば他の効果音は必要ないかもね。ギターソロの前の「オーケストラヒット」の上昇連発、「ひゃ!ひゃ!ひゃ!ひゃ!ひゃ!」の後ろでボーカルが吼えているのは結構笑えるが。

10代のコピーバンド小僧がこの音をリアルに再現するのは大変難しく、当時はKORGのM1あたりに入っている、若干しょぼいオーケストラヒットにRolandのJUNO-106のブラスを重ねて使うと、らしくなったっけな。

不器用な恋に一喜一憂する世代に共感を呼ぶ歌詞でもあるんだな。当時は不器用すぎて気付かなかったけど。ははは。

Owner of a lonely heart, owner of a broken heart♪

YES ロンリーハート[amazon.co.jp]

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1968年生まれのわたしは、小学校6年のときに1980年を迎えたんだな。ふと、小学校の同級生に、剣道家で洋楽好きな梅田くんと、背の高いなんとかさんという方(すごい背の高い女の子。名前、なんだったっけ…山本さんだっけかな?)がわたしへの寄せ書きに洋楽、ロックの良さについて書いていてくれたのを思い出した。

 当時、わたしは、小学校4年くらいからはまっていたYMOに首ったけ。すでに結構な枚数のレコードを持っていた。放送委員長を務めていたのもあり、音楽やその機材には精通していたほうだと思う。昼休みの放送でよくYMOをかけたものだ。同年、Duran Duranが結成されていることなど知る由もないほど平和でのどかな小学生時代であった。

中学校に入り、ますます楽器への関心は高まり、シンセサイザーいじりたさに楽器店によくこもった。そのうち、ドラムをむしょうにやりたくなった。なんとなく聴いていた稲垣潤一とか、オフコースのドラムがかっこよく見えたというのもあるかもしれない。

 受験勉強のピークへと登りつめるのに比例して、ラジオへの依存度も高まった。毎晩11時を過ぎたころのジェットストリーム。YMOから徐々に守備範囲は広がり、冨田勲、ヒューマンリーグ(Human League)、クラフトワーク(Kraftwerk)、と続き、そして次第に洋楽ヒットチャートへ。土曜の午後のFM大阪による洋楽ヒットチャート、あとは深夜番組のベストヒットUSAなんかもチェックしていたような。

受験勉強で煮詰まった頭が、音楽を聴きながら星新一などを読むとほぐれていくのをよく感じたものだ。そう、やっと、電子音、SE(sound effect)が、単に好奇心のための追求だったものが、精神安定剤としての効果へと変化してきた頃だと思う。

 そのラジオをエアーチェック(懐かしい表現!)したテープに入っていた曲から、CASIOPEA(カシオペア)というバンドを知った。初めて聴いた曲は「Looking Up」。この曲と、これまたナイスな「ASAYAKE(朝焼け)」を含むアルバム、「Photographs」は、なんともdandy、noble、duzzling(まさのそのタイトルの曲もある)な作品だ。

13,4才のなで肩にかかる果てしない受験勉強、親、先生、周囲から、がんばれがんばれと、逃げるわけにいかないプレッシャー、それでいて、なかなか上がらない数学の成績(笑。その中で、この曲に浸っているときは、暗い中から見上げた高い空を感じさせるような、息を吸わせてくれるような気がするひとときだった。

 そうして、この曲に惚れたわたしは、受験が終わって高専に行けば、この曲を演奏しよう。そう、「楽器をやる」というより、「この曲をやる」と決め、実際にそうした。10代のころはずっとこれが応援ソングの主力だったと思う。その演奏回数はもう覚えていないほどだ。とはいえ、その後、洋楽ヒットチャート真っ只中時代は、確実に私の思春期を彩ってくれたのである。

(つづく)

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